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畳について

畳について(過去記事集)

畳について(過去記事集)

能登畳店店長が語る「畳について」の過去記事集です。

畳とダニ-2010/4/2

ダニの繁殖場所(アース製薬)画像

  • 矢印画像
  • 今日は、「畳とダニ」についてのエントリーです。

上記のグラフは、「アース製薬 害虫と殺虫剤の基礎知識 医薬品編」より抜粋させて頂いてます。
「畳と言えばダニ」と言うのは大げさですが、「ダニがいそうな所」と聞かれると畳を思い浮かべる方が多いのでは無いでしょうか?
ですが、上記のグラフを見ていただくと、そんな事はありません。

じゅうたんと畳のダニ数の差よりも、畳と板の間(フローリング)の差の方が小さいんです。
以外でしょうか。私は感覚的にこんな感じだと思っていたので違和感はありません
ただ、これは現代的な数字であって、昔はもっと畳のダニ数が多かったのかも知れません。
主流の材料が、稲わら畳床から建材畳床に変わるにつれてダニの数が激減したのだと考えられます。
大事なのは結局の所、どこにでもダニは居ると言う事ですね。
畳をフローリングに変えたらダニが居なくなると言う事は無い訳です。
ダニを減らすのに必要なのは、建材を変える事ではなく、「ダニが繁殖しにくい湿度管理・お部屋のお掃除をする事」に尽きます。

カビもそうです。
ちょっとした心がけでダニについてもカビについてもリスクは減らせます。
畳に虫が出て困っていると言う方は、ご相談下さい。
もっと詳しくはこちら→畳に出るカビ・ダニについて

さあ、4時間後には居酒屋さんの畳の引き上げに出発です。
明日は、その畳の一日表替えと大阪府吹田市のお客様の琉球畳の製作です。
ありがとうございました!

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大きい畳-2010/3/12

  • 矢印画像
  • 先日、このブログに畳の大きさについての投稿をしました。

本間・京間サイズである長さ191センチが基本的な最大サイズになります。
が、昨日から製作に入った畳のサイズは一番長いところで197センチもあるんです。
何故かと言うと、お部屋がそういう大きさだからなんですね。
少し作るのに手間がかかりますが、出来上がる畳には何の支障も無いです。

とあるハウスメーカーの和室はこんな大きさになる事が多かったりします。
家を作る時に基本となる長さが、1メートルになっているからです。
メーターモジュールと言います。これは1メートルを基本とした規格寸法と言う意味。
ドアや廊下の幅やドアの高さなどが1メートルの倍数になっているんですね。
廊下の幅が従来では90センチのところを1メートル、ドアの高さが従来1.8メートルのところを2メートルと言った具合です。
まあ、だからと言って家が大きくなる訳では無く、単なる割り振りの問題なんですが、畳にとっては一大事なんです。
何故なら、畳の大きさには限界があるからです。ドアやサッシなどの工業製品では無いですから。
1メートルのモジュールには何とか対応出来ますが、これ以上になると厳しいです。
大きな畳も迫力があって、見てて気持ち良いんですが・・・。

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畳の大きさ-2010/3/5

畳の大きさについてですが、基本的な畳のおおきさ・サイズは2種類で「58(江戸間)」と「本間(京間)」に分かれます。
まず、58間(江戸間)ですが、

江戸間サイズの畳の大きさ画像

上記のサイズです。
2種類あると書きましたが、こちらが小さい方です。
長さが176センチで幅が88センチほどになります。未だに尺と寸を使う業界なので5尺8寸を約176センチとしています。
次に本間(京間)ですが、

本間(京間サイズ)の畳の大きさ画像

上記のサイズです。
1畳の長さで15センチ違う訳ですね。結構違います。

畳のサイズは基本的にこの2サイズが「畳業界内の規格」になっています。
この2サイズの畳を作る用に畳材料の規格が2種類あると言う事です。
ですから、いくら畳が上記のサイズよりも小さくても、規格通りの材料をカットして使うので材料費は変わらない訳です。
というか、半端材料の処分費用が掛かる分コスト高になります。
一応、規格に関係の無い分類の上で「団地間」「中京間」等の名称もありますが、ほぼ意味はありません。

後、畳のサイズに関する豆知識ですが、
よく不動産の広告に「リビング12.7畳」とか書いてありますよね。
あれを畳数表示と言います。
何平米とか、何坪と書くよりは「何畳分」と書いた方が分かりやすいと言う理由で使われているのですが、感覚的に分かっても具体的には分かりにくくなっています。

この畳数表示には、ちゃんとルールがありまして、
(社)近畿地区不動産公正取引協議会と言う団体が、「不動産の表示に関する公正競争規約」と言う決まりを作っていまして、
不動産広告に畳数表示をする場合は「1畳の広さが1.62㎡以上でないといけませんよ」と決めています。
と言う事は、2㎡の広さを1畳と書くのはいいけれど、1.5㎡を1畳と書くのは駄目なんです。
ですから、例えば6畳間なら1.62㎡×6=9.72㎡以上なのは間違い無いと言う事が分かる訳です。
不動産広告も適当に書いているのではなく、最低基準を設けています。

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シバン虫の問い合わせ-2008/9/6

久しぶりの投稿ですねー、1ヶ月ぶりくらいかな。
何でブログの更新をしていなかったのか?
理由① 禁煙のチャレンジ中でパソコンに向かう気力が出なかった事
理由② 公私ともに忙しかった事
です。
禁煙頑張ってますが、まだまだしんどいです。
ところで、最近シバン虫に関する問い合わせが多いです。
濃い茶色の小さなテントウ虫っぽい形をした虫です。
シバン虫自体は人を刺したりしないんですが、シバン虫に卵を産み付けて繁殖するアリガタバチが人を刺しますので注意が必要です。
問い合わせをいただくお客様のほとんどは、シバン虫の発生源を「畳」だと考えておられますが、違う場合も多いです。
シバン虫は「乾燥した植物繊維」につきます。
例えば、「そうめん」「パン粉」「古い本」「ぬいぐるみの中身」などです。
実際にお客様に確認してもらって、そうめんが発生源だった事も何度かありました。(何故か、そうめんの場合が多いです)
アドバイスさせていただきますので、ご相談はお早めにお願いします。

関連ページ

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