畳職人としてのこだわり-神戸・芦屋・西宮・三田・宝塚・尼崎・大阪の畳店
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手縫いの技術
昔から畳の技術と言えば、手縫いの技術と思われるでしょう。
確かにその通りです。手縫いの技術は重要です。
なぜなら、「畳床に畳表を縫いつけて、それに畳縁を縫い付ける」と言う作業は昭和どころかもっともっと前から変わりません。
興味のある方はこちら→畳の歴史
現在は様々な新素材畳材料が使われ、畳を縫うのも機械がほとんどですが、畳の構造と作る工程は同じなのです。
畳を縫うのが機械だから技術なんかいらないと言う訳ではないんです。
「1針の意味・1本の糸の意味」が分からなければ、ちゃんとした畳職人としての仕事は出来ません。
例えば、上右の三角形の畳も手縫いの技術・1針の意味が分かっていなければ作れません。
普通の長方形の畳であれ、真四角の琉球畳であれ、変形の畳であれ、機械のボタンを押せばちゃんと仕上がってくると言う訳にはいかないのです。
古い時代の自己満足な技術と思われそうですが、お客様のために必要な技術です。


仕上がりへのこだわり
畳職人だけで無く、全ての職人にとって一番大事な事は「仕上がりへのこだわりを持つ」事だと思います。
仕上がりへのこだわりを持つ事で、技術は向上します。
また、仕上がりへのこだわりを持つ事で、身につけた技術を生かす事が出来ます。
例えば上左の写真の通り、この畳はフローリングの上に敷き詰めた15ミリ仕上げの薄畳です。
15ミリくらいの最も薄い畳は作るのが難しいです。
しかも、元がフローリングになっている部屋は壁面の凸凹が多く畳を合わせて作るのが難しい仕事です。
そういう訳で、凸凹には合わせられないと言い切ってしまう畳店も多いです。
凸凹に合わせないと言う事は、壁沿いにたくさん隙間が出来ると言う事です。
それでは見た目的にも、使い勝手にも良くありません。
こういう所が仕上がりにこだわりを持つ畳店かどうかの違いです。
この場合、「畳職人として仕上がりにこだわりを持つ」と言う事は、「凸凹に合わせて作る」と言う事です。
畳店によっては「15ミリの畳なんて、畳じゃ無い」と言う所もあります。
でも、それは「だからちゃんと作らなくても良い」と言っているように聞こえます。
どんな条件で、どんな材料であろうと、仕上がりへのこだわりを放棄する理由にはなりません。
他にもいろいろな場合に応じて、こだわりの出方が変わりますが結局、「お客様にとって良い仕上がりを実現する」と言う根っ子の考えは同じです。
別の例


このお部屋は、健康和紙畳表「黄金白カラー」の置き畳9枚を囲むように、8ミリ厚の畳表貼り付けクッションシート
ハレル畳」を配置しています。
「ハレル畳」は90センチ角のシート状になっていて、好きな大きさにカット出来ます。(カット後に半田付けが必要です)
上左の写真を見ていただくと、「ハレル畳」の上に置き畳が乗っているように見えると思います。
でも、実際は乗っていません。
「ハレル畳」の継ぎ目の線をまっすぐに出した方が綺麗なので、こういう風に施工しました。
上右の写真はリビングスペースと隣のお部屋の取り合い部分です。
リビングスペースから隣のお部屋への「ハレル畳」の継ぎ目もまっすぐ通っています。
この場合も、継ぎ目の通りなど気にせずに施工すれば楽です。
継ぎ目が合わない部分をカットする手間を省けば、半分以下の時間で施工出来ます。
そして、「これはしょうがない」と言えば良いのかも知れません。
でも、それではお客様にとって良い仕上がりになりません。
こういう部分にも「仕上がりへのこだわり」の差が現われます。