天然い草畳表-日焼け(退色)のメカニズム-神戸、芦屋、西宮、大阪の畳専門店
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■畳の日焼け、それは葉緑素の崩壊が原因です。
新しいい草・畳が青いのは、葉緑素(クロロフィル)が含まれているからです。
植物は太陽光を浴び、そのエネルギーを使って取り込んだ二酸化炭素と水を分解してブドウ糖を合成します。
これを光合成と呼びます。
二酸化炭素と水を分解する工程の中で、酸素を排出する訳ですね。
長きに渡る研究者達の成果で、太陽光をエネルギーに変える役割を葉緑素が果たしている事が分かってきました。
畳のい草ももちろん植物ですので、この葉緑素(クロロフィル)を含んでいます。
この葉緑素(クロロフィル)が緑色をしているので、植物もい草も緑色・青いのです。
葉緑素(クロロフィル)は紫外線に当たる事で変質してしまいます。
植物は紫外線に当たったり、酸性化に置かれるとマグネシウムが脱落して水素原子2個と入れ替わります。
この化学反応によってクロロフィルはフェオフィチンに変質するんですね。
で、このフェオフィチンが褐色なので、日焼けの原因の一つになります。
ただ、畳の日焼けは青からいきなり褐色にはなりません。長い時間をかけて褐色になっていきます。
畳の日焼け進行の途中にある優しい色については下の項でお話させていただきます。
紅葉もクロロフィルの崩壊によって起こります。
もちろんい草も同じですが、植物は青い葉緑素(クロロフィル)と一緒に黄色っぽいカロテノイドも含んでいます。
このカロテノイドの黄色はクロロフィルがあるうちは緑色に負けて見えません。
しかし、様々な理由でクロロフィルが分解された場合、このカロテノイドの黄色が表に出てくる訳です。
これが紅葉、厳密に言えば黄葉の仕組みであり、畳の日焼けのメカニズムの一つです。
畳の日焼けは畳表の品質の劣化ではありません。
別に、葉緑素が分解されてしまっても、畳の機能には何にも変化はありません。
確かに、見た目的には大きな変化がありますが、それは畳が持っている色々な機能・果たすべき役割には関係ないのです。
見た目が大きく変わりますので、何にも支障が無いとまでは言いませんが。
「畳は何で日焼けするの?」それは、植物に含まれる葉緑素の崩壊である、と言う事でした。
畳表のい草は植物です。
四季を楽しむ、それは日本の心です。
畳の日焼けは時の流れを写す鏡です。
新しい畳の緑色から白っぽい色、クリーム色、黄色、薄茶色、茶色、褐色へと続く畳のいろの変化。
これは、古代から続く日本の原風景です。
是非、何年にも渡って続く、畳の色の変化をお楽しみ下さい。