畳な生活日記-神戸・阪神間の畳店店長の日記

神戸で畳店を営む、35歳3代目が日々の畳生活を振り返ったりします・・・

2008-03-25

1畳

1畳

って面白い大きさです。

はっきり言って「1畳間」は畳店経営12年、畳に関わって24年の私でも見た事がありません。

でも、大体の日本人は1畳あれば寝れるんですよね。

小さいサイズの規格である、「江戸間1畳」でも長さ175センチ・幅87センチくらいあります。

大きいサイズの規格「本間1畳」なら、長さ191センチ・幅95.5センチあるので一人が寝るには十分な大きさだと思います。

1畳間

が無いのに、「1畳」は人が寝れる大きさな訳です。

なら、「1畳間」があっても良い気がするんですが。

なぜ、1畳の大きさが本間で191×95.5なのか?

畳表のい草が伸びる背丈にも関係しているのかも知れませんが、もともと畳は貴族が板の間で横になったり・座ったりするために「持ち運んで使う」事を前提に作られていたからではないでしょうか?

1畳が大きい

と持ち運びが大変ですので。

高級な畳表には、「中継ぎ畳表」と言うのがありまして、い草を畳表の真ん中で交互に編み込む事でい草の良い所だけを使う仕様のものがあります。

と言う事は、い草の背丈が平均150センチくらいしか伸びないから、幅を95.5センチで長さはその倍の191センチにしたと言うのは考えにくいですかね。

「中継ぎ畳表」を作る技術が畳の歴史から見ると後代の事だから、畳が発祥した時点での大きさとして幅95.5センチ・長さ191センチになったと言うなら、その考えもありかも知れません。

何にせよ、1畳の大きさは絶妙です。

当店のベッド畳も一人用のベッドならばたいてい1畳で納まりますので。

でも、現代の畳屋さんは昔の人に感謝しなければいけませんね。

だって、畳のサイズがもっともっと大きかったら運ぶのが大変ですから。

ひょっとしたら、1畳の大きさが決まったのも当時の畳職人の都合だったりするかも知れませんね。

能登畳店は1畳のご注文からありがたくお受けいたしますので、お気軽にご注文下さいね。

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