畳な生活日記-神戸・阪神間の畳店店長の日記

神戸で畳店を営む、35歳3代目が日々の畳生活を振り返ったりします・・・

2008-03-28

琉球畳について





琉球畳

です。

健康和紙畳表「黄金白カラー」を使用しました。

本当に琉球畳のご注文が増えました。

10年前では考えられなかったくらいの増え方です。

やはり、畳と言うか和室に変化を望むお客様が多くなっていることを思い知ります。


他の畳店さんの中には、画像の畳は

琉球畳では無い

といわれる方がいるかも知れません。

なぜなら、厳密に言うと上画像の畳は琉球畳では無いからです。

本来、琉球畳とは大分産の「青表」と呼ばれる特殊な畳表が使われて出来た縁無し半畳の呼び名だからです。

琉球畳と言うと沖縄で発祥した畳の様式だと思われる方も多いかもしれませんが、違うんですね。

じゃあ、何で琉球畳なんだ?」と言う疑問がありますが、おそらく「大分産の青表」と「沖縄産のビーグ畳表」を勘違いして琉球畳と名づけたのではないかと思っています。

畳業界の定説と言う訳では無いんですが・・・。


でも、一般の方たちの中で

琉球畳=縁無し畳

と言う認識が増えている以上、畳業界としても琉球畳と言う言葉を一般化しても良いのではないでしょうか?

少なくとも、半畳を交互に市松敷きで並べた畳だけでも「琉球畳」と呼んだ方が良いと思います。



ちなみに昔からあった大分産青畳で琉球畳を作ると幅方向の最大サイズが91センチ以下になります。

関西に多い「本間サイズ」やセキスイハウス等の「メーターモジュール」の和室には対応出来ないんです。

大分産青表は使える部分が本間(95.5センチ)しか無いので、曲がりしろを考えると91センチくらいが最大になってしまいます。

琉球畳に使える色々な畳材料が開発されたのには、こう言った背景もあったと思います。

一度、どうしても大分産青表で本間サイズの琉球畳を作ってくれと頼まれて、本来縫えない畳表のヒゲを畳床の横に括りつける様に縫い付けて施工しましたが恐ろしく時間がかかりました。

通常の3倍縫いましたから、今でもちゃんと使えているようなので安心してますが。


能登畳店で琉球畳を施工する時は、5対5の割合で熊本産畳表と健康和紙畳表が選ばれます。
(ラグマット畳は縁無し施工のみですので、ここでは琉球畳に含みません)

健康和紙畳表が選ばれる割合が通常の縁付き畳の場合に比べて高いのは、琉球畳をお求めのお客様は「モダンなイメージの和室・畳」を求めてらっしゃるんだと思います。

現在の畳ユーザー様が子供の頃から当たり前にあった畳ではなく、畳の機能を持ったままでインテリアとしてモダンで変化のある琉球畳に魅かれるのはよく分かります。


そう考えると従来の縁付き畳で、

琉球畳に匹敵する斬新さ・モダンさ

を表現することが畳縁メーカーに求められている事かも知れません。


ちなみにいろんな畳関係のホームページやチラシ等で琉球畳の画像が掲載されていますが、市松模様のコントラストは若干強調されています。

琉球畳の市松模様は光と影の出来具合で出来ますので、斜めからの光で強調されます。

ですので、写真を撮影する時のフラッシュで市松模様が強調されてしまう訳です。

夜に上からの照明の光だけで見ると、コントラストは少なくなります。

その方が、照明や時間帯(光の射しかた)によって琉球畳の見え方に変化がありますので、良いのかも知れません。


モダンで従来の畳と違った変化を和室にお求めの方は琉球畳をご検討されてはいかがでしょうか?





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