畳な生活日記-神戸・阪神間の畳店店長の日記

神戸で畳店を営む、35歳3代目が日々の畳生活を振り返ったりします・・・

2007-08-09

畳屋の長男だからしょうがない?

畳屋の長男


はスパルタ畳教育を受ける事が多いです。
昨日の続きですが、私の上の甥っ子は中学3年生です。

近くに住んでいるので、しょっちゅう見るのですがやっぱりまだ体が子供というか線が細いですよね。私もそうでした。

店におしゃべりに来たりするので、手伝いがさせられるかと「これ、持てるか?」と処分するワラの重い畳をもたせるのですが、持ち上げれても歩く事が出来ません。

重いワラの畳は40キロくらいあります。

しかし、私は中学2年生の時に、この40キロで自分より大きいわら

畳をエレベーターの無い


マンションの5階に階段で持って上げさせられました。


しかも20畳!

父は朝9時ごろにそのマンションの下に私と20畳の畳と10円玉一枚を残し、「午前中に持ち上げたら良いから、終わったら電話せえ。」と言い残し車で帰りました。

20枚って多いんですよね・・・。

たとえ3時間あるとしてもね、別に回復したりしないんですよ。

もちろん、初めてでは無かったので、なんとなく分かるんです、考えても無駄だって。

ひたすら何も考えずに持ち上げました、何も考えずに、今何枚目だとか考えてはだめだし、「しんどい」と思うのもだめです。

何も考えずに機械的に決まった動きを繰り返す訳です。ひたすら。

この状態が最後まで続けれれば良いんですが、難しいんですよね。

その時は別の事を考えたりしてやり過ごすんです、邪念をやり過ごす。

そうすると絶対無理そうな事も出来ちゃったりするんですよね。

今でもこの年代の時につちかったこういう、「自分の意思や考えや思うことを無視する」と言う技術?はよく使います。

んー、親がスパルタ気味で良かったのかもですね。

で、

重い畳を20枚持ち上げた


後に公衆電話で家にかけなきゃいけないんですが、腕がプルプル震えてうまくかけれないんですよ。


でも、10円玉一枚しか置いていってくれてないんで、一回しかチャンスが無いんです。

「2枚くらい置いていってくれよ」と思いました。ていうか待ってる間に飲むジュース代くらいあっても良いじゃないですか。のどカラカラなんだから。

ま、今では良い思い出ですし、部活よりもハードだった気がします。

ちなみに、中学3年生の春休みに毎日朝から晩まで2週間働いた時の時給は30円を下回っていました・・・。


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